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よくある質問 Q&A
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当センターで予防接種を受けられる方々からのよくある質問を挙げてみましたので参考にしてみてください。
外来受診に関するよくある質問は、診療時間・予約方法のページ下部に別途掲載しています。
Q01.海外旅行に行くのですが、どのような予防接種を受けたら良いですか?
渡航される方の渡航先、渡航期間、現地での行動形態、これまでの予防接種歴などによって推奨される予防接種が異なります。
必要回数を接種完了するために、できるだけ出発の1ヶ月以上前に外来を受診してご相談ください。
Q02.明日から海外旅行に行くのですが、今日でも予防接種を受けられますか?
初めて受ける予防接種では、接種後から数週間で体内での免疫(抗体)が産生されます。また長期間、免疫(抗体)を保持するためには複数回の接種を必要性とする場合があります。もし短期の観光旅行でしたら、今回は受けないという考え方もありますが、更に将来の海外渡航のため、または帰国後に国内で必要となる予防接種を含めて検討するという考え方で受診していただくこともできます。
長期の滞在を予定している場合でしたら、渡航前に1回目の予防接種を受けておいて、2回目以降の接種が必要なワクチンは渡航先の現地で接種する、あるいは一時帰国の際に国内で接種するなどといった考えがあります。予防接種後の副作用も考慮する必要があるので、詳細については受診時にご相談ください。
Q03.同じ日に複数の予防接種を受けても大丈夫ですか?
予防接種法に基づく定期接種の実施要領では、「あらかじめ混合されていない2種類以上のワクチンについて、医師が必要と認めた場合には同時に接種を行うことができる」とされています。欧米では、一般渡航者に対しての複数ワクチンの同時接種法は日常的に行われています。同時接種を行うことによって、複数の必要な予防接種を短期間で効率よく受けることができるため、複数の予防接種が必要な場合には同時接種をお勧めしています。
Q04.1回だけ受ければ大丈夫ですか?
1回だけで有効な予防接種もありますが、初めて接種する不活化ワクチンの場合、通常1回だけですと抗体が陽性にならなかったり、持続が数ヶ月と短かったりすることで、完全な予防効果にならないことがあります。可能な限り規定の回数を接種するようにおすすめします。
Q05.2回は国内で受けられるのですが、3回目は渡航先でも受けられますか?
渡航先の医療事情や医療機関によりますが、同様の種類のワクチンを接種することはできることが多いです。ただし国内で受けた予防接種と同じ製薬会社のものであるとは限りませんので、事前に確認をすることをおすすめします。(Q7参照)
Q06.来院するのが大変なのですが、近くの医療機関でも受けられますか?
必要な予防接種製剤(ワクチン)の準備があれば、近くの医療機関で予防接種を受けることも可能です。ただし、どの予防接種を受けたら良いかなどの適切なアドバイスを受けられないような場合には、まず、当センターを受診していただき、予防相談により予防接種の計画を立てた上で、お渡しする予防接種記録表に基づいて、残りの必要な予防接種を近くの医療機関で接種することも可能です。
Q07.日本の予防接種と海外の予防接種は異なったものですか?
日本で使用されているワクチンは、国内の法律に基づいて製造販売が承認されていたり、医師によって必要に応じて個人輸入されています。海外で使用されているワクチンと全く同じワクチンも、日本国内にしか流通していないワクチンもあります。複数回の予防接種が必要な場合、同じワクチンで接種を完了させることが基本ですが、同じワクチンが入手困難な場合には、相談に応じて同等の種類のワクチンを使用することもあります。
Q08.副作用が怖いのですが大丈夫でしょうか?
通常の医薬品と同様、予防接種にも副作用は起こりえます。しかしその頻度は通常低く日常生活に支障を生じない程度ものがほとんんどで、多くは数日で自然軽快するため、過剰な心配をする必要はありません。当センターでの統計では、副作用の頻度が比較的高い予防接種は破傷風で約15%ですが、そのほとんどは局所の副反応(接種部位の痛み、腫れ、発赤など)で重篤なものは認められていません。
Q09.予防接種をした後は安静にしていなければなりませんか?
一般に予防接種後30分~1時間程度は、予防接種による影響がないかどうかを注意深く確認する必要があります。頻度は低いですが、アナフィラキシーショックなどの重篤な副反応は、通常、接種後1時間以内に起こりうるといわれている理由からです。当日は通常の生活で問題ありませんが、スポーツなど激しい運動は避けてください。また当日の入浴や適度な飲酒も特に問題はありません。
Q10.留学をする際に予防接種を受けるように言われたのですが。
北米の大学や語学学校に留学する際には、通常予防接種証明書が必要となります。過去の予防接種歴を記載しなければならないので、接種日がわかる記録(母子手帳など)が必要となります。また既に受けていたとしても、日本と外国で接種回数が異なる場合もあるために再接種を行うこともあります。各学校によって要求している項目が異なりますので、早めにご相談ください。過去の接種日の記録がない場合、期日内の証明書の発行が不可能となる場合もありますので十分ご注意ください。